へっぽこ薬剤師のチラシの裏

病院で働く薬剤師のブログ(忘備録)です。内容に間違いがありましたら、コメントでご指摘下さると犬のように喜びます<ワンワン

カテゴリ: 資格・試験

諸事情で必要になったので受けてきました。
乙4でいいのだけど、薬学部卒は甲種の受験資格があるようなので、甲種を受けました。

おっさんになってから危険物をとる羽目になってしまった自分のような方のために、勉強方法を記録しておきます。
若い方は体力・集中力もあるため短期集中でなんとかなるかもしれませんが、おっさんですので体力・集中力がありません。また、PV=nRTなんて知識も記憶の彼方へ消え去っています。1日30分~1時間、2~3か月くらいかけて勉強していきます。


1、参考書

わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 弘文社


一通りの知識を身に着けるために使用。
覚えやすいようにするための工夫や、ゴロが多いのですごく助かります。


甲種危険物取扱者試験 2020年版 公論出版


問題の演習に使用。
実際に試験を受けた感じだと、的中率が高く、この参考書と同じような問題が多く出ていたように感じます。
ただ、この参考書だけだとゴロも少なく、暗記するのが嫌になるかもしれません、、、


2、勉強方法

1、弘文社の解説を一通りを読む+出てきた問題を解く。
2、公論出版の問題だけを解く。(解説は間違えたところを読むだけで十分)
3、弘文社の問題だけを解く。
あとは、2~3を繰り返すだけ。4周したら、まず間違いなく受かると思います。


自分が思うポイントは下記の通り。

・参考書を買って一番最初にやることは正誤表のダウンロードと訂正作業。結構間違いが多いので、最初にやっておかないと間違った知識が定着しかねません


・法令、化学、危険物の性質と3分野あるのですが、まとめてやると飽きるので、各分野数ページずつすすめるなどするといいかも。

・通勤時間や昼休みなど、隙間時間を有効活用。ソシャゲは隙間時間を消し去るので(経験談)、試験期間中は引退しよう。

・お酒を飲んだら勉強しない。お酒と勉強、どちらにも集中できずにもったいないので、、、自分はどんなに時間がとれなくても勉強は21時までと決め、それ以後は後はお酒とNetflixとハイラルの平和を守る時間にしておりました。

・試験自体は見直し含めても1時間程度で終わりました。試験時間は2時間半あるので、問題をとくスピードは全く気にしなくてよさそうです。


3、結果

kousyu


無事、おっさんになってからでも甲種危険物取扱者試験に合格することができました。

勉強時間の確保のために2つ掛け持ちしていたソシャゲを引退したのですが、試験1か月前にスイッチの抽選販売に当選してしまった時は死を覚悟しました(真顔)
ってか、ソシャゲと比べたらどんなゲームもそんなに時間とられないよね、、、古戦場とか下手すりゃ1日8時間以上走るしね、、、

最後に、任天堂スイッチのゼルダの伝説、ブレスオブザワイルドは神ゲーです。やったことない方は是非
\(^q^)/
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日病薬病院薬学認定薬剤師制度

興味はあるけど、すんごい田舎なので集合研修にはなかなかいけません、、、(行くたびに諭吉が吹っ飛びます)
日本病院薬剤師会がe-ラーニングをやっているようなので、e-ラーニングだけで病院薬学認定薬剤師が取得できるのか、更新できるのかを調べてみました。


方法:
日病薬e-ラーニングの公開セミナー一覧から、2017年度、2018年度、2019年度に公開されたセミナーで取得できる単位を集計。認定に必要な単位と比較。


結果:

<取得できる単位>
 Ⅰ-1Ⅰ-2Ⅰ-3Ⅱ-1Ⅱ-2Ⅱ-3Ⅱ-4Ⅱ-5Ⅱ-6Ⅲ-1Ⅲ-2Ⅳ-1Ⅳ-2Ⅴ-1Ⅴ-2Ⅴ-3合計
2017年度計0.521.5001.500.500.52100.51.5112.5
2018年度計1.501000.50121001033.514.5
2019年度計0.50000001.50.5002321010.5
合計2.522.5002032.51.52342.55.54.537.5

<認定に必要な数との比較>
 合計Ⅰ-1~3Ⅱ-1~6Ⅲ-1~2Ⅳ-1~2Ⅴ-1~3
必要単位5024446
取得可能37.577.53.5712.5


結論:
新規取得・・・頑張ればいける(たぶん)
 毎年10単位以上公開されているので、1年目は過去のセミナーまで含めて30単位、2年目はその年に公開されたセミナーで10単位、3年目もその年に公開されたセミナーで10単位、で50単位は取得可能。
 怖いのが、各領域ごとに最低単位数が決められており、Ⅲ領域が4単位必要なのだが、2017~2019で3.5単位しか取得できない所。2年目、3年目で公開されないことはないと思うので大丈夫だとは思うけど、、 、
 また、Ⅲ領域はⅢ-1、Ⅲ-2の各項目を受講する必要があるが、Ⅲ-2は2017年に公開されたセミナーでしか取得できず、今後、2017年のセミナーの公開が終了してしまった場合はどうなるかわからないこと。

更新・・・無理
6年で100単位必要だけど、e-ラーニングで公開されているのは3年分で37.5単位だけ。
 毎年e-ラーニングのサイトが新しくなるようなので、もしかしたら過去のセミナーも受講できるかもしれないけど、Q&Aに「過去に受けたことがある講習は対象外」と明記されているので単位としてはカウントできません。


うーん、せっかく取れても更新せずに捨てるのは嫌だなぁ、、、継続するのが前提の資格だろうし。
漢方やら感染制御認定やら、色々捨ててもったいなかったしなぁ、、、とりあえず様子見かな。

あ、ちなみに日病薬e-ラーニングで公開されているセミナー自体はすっごい良いですよ。
感染制御専門薬剤師講習会とか、精神科薬物療法認定薬剤師講習会とか、出張してでも見に行きたいセミナーが公開されています。料金も会員5000円、非会員8000円と、非会員にも良心的な価格設定だと思います。
ってか自分は試したことないけど、全部見られるんだよね、これ。。。うーん、安い。


そして、病院薬学認定薬剤師の認定要件の「3年間の研修期間の間、ずっと会員であること」はアレだと思います。専門・認定薬剤師ですら、申請時にさえ入会していればよかったのに、、、ん?おや???

なんか専門・認定薬剤師の申請要件が変わっているぞ、、、CPC認定プロバイダーの研修認定薬剤師であればよかったのが、日病薬病院薬学認定薬剤師に代わっている、、、
病院薬学認定には結局3年間の病院薬剤師会入会が必要、、、

上納k、、、おや?誰かが来たようだ。
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ネットの資格難易度ランキングで調べてみると、応用情報技術者試験のほうが難しいとされている。
本当はどっちが難しいんだろうか?両方受けたことがある自分が少し考えてみました。


1、合格率
薬剤師(70%)、応用情報(23%)

直近の合格率を見てみましたが、圧倒的に薬剤師国家試験のほうが合格率が高いです。
自分が試験を受けたのは20年近く前ですが、うちの大学は90%以上の合格率だったような、、、
(教授陣に臨時ボーナスが出たそうで、先生方がめちゃくちゃ喜んでましたw)

合格率から見ると、圧倒的に応用情報のほうが難しそうですね。
まぁただ、合格率だけでは資格試験の難しさは測れないと思います。
例えば、危険物乙4の合格率は39%なのですが、薬剤師国家試験よりも多くの知識を要求されることはないです。

合格率は 合格者数/受験者数 なので、合格率を単純に比較するだけではなく、受験者がどのような層なのかを考えなければいけません。


2、受験資格
薬剤師・・・薬学部を卒業
応用情報・・・特になし

薬剤師の受験資格を得るには、まず薬学部に入学するために入学試験を突破する必要があります。レベルはピンキリですが、それなりに勉強する必要があります。

んで、卒業するためには単位を取らなければいけないので、卒業までに無数の試験をクリアする必要があります。大学によって卒業までの難易度は様々ですが、それなりに努力する必要があります。自分は授業をよくさぼっていたので、試験期間中はもう地獄でした、、、ううっ、思い出すだけで、、、
自分のところはまだそれほど厳しくもなく、留年するやつも年に10人以下だった(気がする)のですが、自分が学生の頃の東京の某理科系の大学なんかは、試験が難しすぎて半分近くの学生が留年したという噂も、、、(ちなみにその大学、当時私学の中では偏差値が一番高かったので、学生のレベルが低いということはありません)

留年せずにめでたく4年生(今は6年)まで進級できたとしても、今度は卒業試験が控えています。
卒業試験とは、国家試験の合格率を上げるために落ちそうなやつの卒業を延期させるための試験です。薬学部だけでなく、医療系の資格が取れる学校ではよくやられているみたいですね。
落ちると卒業が9月に延期になり、新卒での国家試験が受けられません。受かりそうな人だけ新卒で受けさせて新卒の合格率を上げる、そして落ちそうな人は9月に卒業させて翌年既卒で受けさせる、という仕組みです。
学校のお客さんである高校生やその保護者にとって合格率は重要であり、ほとんど新卒の合格率しか見ていませんので、学校側からしたらあたりまえのふるい落としですね。
難易度は国家試験がちょっと簡単になったくらいです。

このように、薬剤師の国家試験は受けるまでのハードルがそれなりに高いです。
一方、応用情報技術者試験は誰でも受けられます。
受験者の層としては、しっかり勉強している人の割合が高いのは、薬剤師の方であり、合格率も高くなるのではないかと思います。


3、受験者の意気込み
薬剤師・・・落ちたら無職
応用情報・・・(人による)

受験者の意気込みというか、必死さというか、そういったものも違うと思います。
応用情報に関しては人によって意気込みが変わってくるかと思います。もちろん必死でやっている人もいるかと思いますが、中には、今回落ちても次がある、って人もいるかと思います。
これが薬剤師国家試験になると、落ちると職場をクビ、又は内定取り消しになるので必死です。(中には助手扱いでクビにならないところもありますが、薬剤師の給与で雇ってくれる所は無いでしょう)
また、落ちる人の方が少ないので、落ちたらヤバいというプレッシャーは相当なものがあります。自分の同級生の中には1日目の出来が悪く、翌日の試験まで一晩中吐いていた方もいました、、、

次のチャンスもあるし、今回は落ちてもいいやと思っている人は、薬剤師国家試験を受ける人ではほとんどいないでしょう。


4、試験自体の難しさ
薬剤師・・・きちんと知識を身につければ合格できる
応用情報・・・きちんと知識を身につけても、問題を解くスピードが遅いと落ちるかも

実際に自分が受けてみての感想なので、まったくの個人の感想になりますが、
薬剤師国家試験は、やれば合格する試験です。ただし、4年生までしっかりと基礎知識を学んだうえで、1年間近くきちんと試験勉強をすれば、の話です。要求される知識量は多いです。どのくらい多いかと言うと、よく使われる参考書に青本と呼ばれるものがあるのですが、全部で10kgを超えますw。参考書の量を重さで表現するのはどうかと思いますが、余裕で凶器になる重さです。これだけの参考書が必要になるくらいの知識量が要求されます。ですが、試験で問題を解くスピードはそこまで要求されません。

一方、応用情報技術者試験もそれなりの知識量を要求されますが、基礎知識がない状態からでも、大学レベルの勉強時間がとれれば半年もあればいけそうな気がします。参考書も持ち運べる程度の重さです。
ですが、問題を解くスピードが要求されます。特に午後は問題文も長く、時間が足りなくなりがちです。要領が悪いと、知識があっても時間が足りなくて不合格、なんてこともあるかもしれません。

風邪をひいていて多少体調が悪くても、しっかり知識があれば受かるのは薬剤師国家試験、ちょっとボーッとしていると落ちるかもしれないのは応用情報技術者試験、という感じでしょうか。


5、受験の機会
薬剤師・・・年1回
応用情報・・・年2回

チャレンジできる機会は、応用情報の方が多いです。


6、結論
あくまで個人の見解ですが、薬剤師の方が取得するのが難しいと思います。
また試験自体も、薬剤師国家試験の方が難しいと思います。頭の回転の速さのような仕事処理能力がより要求されるのは応用情報の方かと思いますが、求められる知識量は薬剤師国家試験の方が多いかと思います。
合格率の差は、受験者層の違いでしょう。



とまあ、長々と書きましたが、あくまで個人の見解ですので、異論はあるかと思いますがご容赦下さい。
そもそもなんでこんな事書き始めたかというと、今度危険物取扱者の試験を受けるのですが、その勉強に飽きたからです、現実逃避なんです(涙)

あぁ、受けるなんて言わなきゃ良かったなぁ、、、(涙)
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今年は応用技術者試験を受けてきました。
応用情報技術者試験って、何それ、美味しいの?てな方にはこちら

応用情報技術者試験 - Wikipedia


仕事で時々社内SEのまねごとのようなことをやってはいるものの、基本的な知識に乏しいので、4カ月前くらいから勉強を始めてみました。
自分のような非IT系の人間が受ける時の参考になればいいと思い、勉強方法等をまとめてみます。

・応用情報技術者試験の勉強に使ったもの



一通り知識をつけるため使いました。ただ、1〜2章は難解だったのでスルーしました。
   


医療情報技師受けた時に買ったのが残ってたので、合格教本の1〜2章の代わりに読みました。 
とにかくわかりやすいです。
       
   
応用情報技術者 午後問題の重点対策 (午後試験対策)


午後対策のために使用しました。書籍に掲載されていない過去の問題をダウンロードすることができて、とても助かりました。


めちゃくちゃお世話になりました。
午前はこれで問題解く→よくわからない部分は合格教本で確認、だけで十分に点がとれます。


アプリです。応用情報技術者ドットコムで間違えた問題をメモしておくのに使いました。
iPhoneやAndroid、Windowsなど、環境を選ばずに送れるので超便利です。
(スマートフォン用ページをpocketに送るのがとても使いやすいです)
複数回間違えた問題はタグ付けして、直前の復習に使いました。


・勉強方法

だいたい、毎日1時間くらいやってました。酒を飲みながら。

6月 
栢木先生の基本情報技術者教室
ITECの応用情報処理技術者合格教本
この2冊をまったり1か月くらいかけて読みました

7月
応用情報技術者ドットコムで過去10回分くらいの過去問を解き、わからないところは合格教本で確認したり、Google先生に聞いていました。間違えた問題はpocketに送っておきました。

8月
応用情報技術者 午後問題の重点対策 (午後試験対策)
ダウンロードできる分を含めて、とりあえず1回だけやりました。問題に取り組む時は、20分以内を目標に解いていきました。解説が充実しているので、解説を見ても意味がわからない、ということはありませんでした。

この時期から、本番で解く問題をある程度決めておきました。
自分は必須のセキュリティ以外に、アーキテクト、ネットワークを解き、後は組み込み、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、監査の中から選ぶことにしました。問題の難易度にもよりますが、回答がはっきりしているテクノロジ系をなるべく多く選択できると、有利な気がします。
(ストラテジは難易度に差がありすぎるため、DB・アルゴ・システム開発は自分には無理だと思ったので回避しました)
テクノロジ系で、最低でも15点はとれる分野を3つつくっておけば、残りの2問は半分出来ればいいので、楽かもです。

9月
IPAから過去問がダウンロードできるので、午後問題を実際の試験と同じ制限時間でやってみました。
あんまり時間がとれず、5回分くらいしか出来ませんでしたが、、、
回答用紙はITECからダウンロードできます。この回答用紙を使って解くと、本番がイメージしやすいです。


10月
10月15日の試験まで、pocketを使って以前間違っていた問題の復習。
この時期になると、応用情報技術者試験ドットコムの解説が微妙に間違っている場所もわかるようになってきます。(ごくごく稀にしか間違っていませんが)

試験当日
午前は1問目がすんなり解けたおかげか、その後も調子よく、特に問題なくクリアできました。
午後は自信がある順にセキュリティ、ネットワーク、アーキテクトを解き、なんとなく組み込みがいけそうだったので組み込みを解き、最後の1問はサビマネを選択しました。途中で難しくて監査に逃げましたが、監査も途中であきらめ、結局サビマネを最後まで解くことにしました。


結果


AP

勉強を始めた頃はフリップフロップ回路が理解できなくて悩んだり、カルノー図やら、有限オートマトンやら、待ち行列理論やら名前を見ただけでひいたりしてましたが、なんとか合格することが出来ました。
勉強が実務に直接役に立つことは少ないかもですが、技術書やマニュアルを読むときに理解しやすくなり、間接的に役にたっている気がします。

さて、次は高度を狙えたらいいんだけど、、、
色々とシステムやらネットワークやらの改善しなきゃまずい点があるし、家での時間はそれにとられそうだなぁ、、、
薬剤師という本業があるのでなかなかまとまった時間がとれず、どうしても家での作業が増えてしまうんですよね、、、

今日もお休みだったのですが、ついさっきまで、壊れたパソコンのデータを新しいパソコンに復旧させて、環境を整える作業をしてましたw
昔は定期的なバックアップログの確認すらしていなかったので冷や汗かくことが多かったのですが、最近では安心して作業できます。

少しずつ、少しずつ、いい方向に変えていけるように頑張ろうっと!
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